からだの学問 - からだはどのような骨によって構造されているのか紹介します。

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大腿骨とは


大腿骨は約40cmの長さがあり、人体で最長の管状の骨であり、とても頑丈な骨です。
大腿骨は骨盤と下腿骨とを連結し、下肢の中で中軸となっている部分です。ほとんど円筒状となっているのですが、よく見てみると長軸に沿って10度くらい ねじれていて、前方に向かってやや凸のようになっています。

最初にも書きましたが、骨の長さは日本人の成人男子で約41センチメートル、成人女子では37~38センチメートルといわれています。

大腿骨は骨幹と上下の両骨端から構成されています。この上骨端か上内側方向に向かって骨幹の長軸に対して125~135度の角度で大腿骨頸部と言われる部分へと変化していきます。 そして、大腿骨頸部の先は、骨盤にある寛骨臼と関節を構成するための、大腿骨頭と言われる部分へと変化していきます。

大腿骨の上外側に大きな隆起がありますが、これを大転子といい、後下部から出ている部分を小転子といいます。大転子はとても大きい隆起ですこし上内側に向かって 突出しているため、凹となっています。この部分のことを転子窩といいます。これら転子の周辺には筋肉が集中しているため、とても重要な部分となっています。

大腿骨の下端は肥厚していて、その両側から骨が突き出ています。外側に突き出ている外側顆で内側に突き出ている内側顆があります。
大腿骨の最下端では脛骨と関節となっていて、その前面では膝蓋骨と関節をつくる膝蓋面があります。



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